作曲:霜月はるか 編曲:MANYO 作詞:日山尚
Tu o i sug rin mil ol sil
(それは、ある少女の過去と未来)
Sil ol liss zel el , thia ol Lip-Aura tu Lag-Quara...
(彼女は永遠を想い、世界の何処かでリプアラの夢を見ていました…)
永い旅の果てに埋もれた 雪の景色は溶け去り
視えなくて良いものばかりが瞳に触れる
天に咲ける魔花の薫りが 幻覚を導くのなら
真実を紐解いた 偽物へと歌いましょうか
Sis Sil zel.
(ある日、少女は知ってしまいました)
Sinal ol karrra , sinal ol sefila , Lag-Quara.
(真実の声、真実の歌、真実の世界を)
還りたい都市は とうに崩れ始めたから
もう二度と わたしを誘わないで
Rin sil kas liss
(そして、彼女は視てしまったのです)
Quin nensinal Quara ol ecl
(美しい偽りの世界が、目の前で崩壊していく様を)
Sil dix tu o nen sinal
(信じたくはありませんでした)
欠けた月が匂う湖 この身を透かす水辺に
微笑んだわたしと似た存在が泣き濡れている
Sil o ecla.
(自分こそが死そのもので)
I thia ol i zai jue o sacref ou ecla.
(この魂が、死に宿る存在の夢に過ぎないなどと)
交わる現実、記憶、何も定かでない
水鏡さえ確かな事は映さず
Tu o ieldis.
(恐らくそれは絶望だったのでしょう)
Sil wea nen dex sinal , ief sil en o quara.
(ただの人として生きる為には、真実を求めてはならなかったのです)
Yun, sil dix Lip-Aura.
(だから少女はリプアラを求めました)
世界を水面に分けられた
夢見る偽物と真実
いずれはどちらも波に溶け惑い消えるでしょう
Tu yurk zet rin lip i iryo rin lissel thia.
(想いを受け止めて色を変え、幻想を見せるリプアラの花)
Masefi ol aura lefel zai or sinal.
(全ての存在を真実から救ってくれる魔法の花を)
――わたしに心はありますか?
姿のなき声だけが あのLip-Auraを露に濡らす
Zelef o nen his i Aura.
(花に心はありません)
Ir zel,
(けれど、私は知っています)
Ir sim zel ar thia ol ar rish , ve.
(あなたの夢を、共に見ることならできることを)
Ar o en zelef ol aura ve , ar sep rin forr ek
(あなたが心に花を想う限り、あなたが花に涙(みず)を与える限り)
Yun , Ir o sisten rin ir la...
(彼女がきっと幸せに笑うことを…)